島挙げて長寿祝う/市伊良部地区(南・北区)敬老会
新入会員91人を歓迎
2018年度宮古島市伊良部地区敬老会が17日、伊良部公民館で午前は南区、午後は北区を対象に行われた。両地区1493人のさらなる健康長寿を願うとともに、70歳を迎えて新たに仲間入りした91人の新会員を盛大に歓迎。島全体で地域の振興発展に尽力してきた先輩たちに楽しいひとときをプレゼントした。
両地区の最高齢者は長浜の109歳の女性。全敬老者の内訳は、男性が633
人、女性が860人となっている。
年齢別では、「70~99歳」が1486人、「新88歳」が55人、「新百歳」が1人、「百歳以上」が七人。
また、北、南地区の内訳では、北区が793人、南区が700人。70歳の新入会91人の内訳は、北区が57人(男25人、女32人)、南区34人(男16人、女18人)で合計は91人。
敬老会は午前の部が南区、午後の部が北区で行われた。二つのオープニングでは、「ティダパナクガニ」のメンバーが歌と三線で敬老会の幕開けを飾った。
主催者あいさつで下地敏彦市長は「高齢化社会の現代において、より活力ある住み良いまちにしていくためには、皆さんの豊富な知識と経験が必要。これからも積極的に社会参加していけるような地域づくりが不可欠」と述べた。
その上で「そのためにも、皆さんが住み慣れた地域でいつまでも元気で安心して暮らしていただくために、市職員一丸となって誠心誠意取り組んでいきたい」と決意を示した。
新敬老者を代表して南区の山里英也さんは「伊良部地域はこれから発展していく。それを元気に見届けながら、先輩たちの指導を仰いで今後も島のために尽力したい」と述べた。
北区の漢那一浩さんは「こうして敬老の仲間入りを果たせたのも家族、地域の協力のおかげ。伊良部地域発展のためにも池間民族の誇りを持ってこれからも頑張りたい」と話した。
児童代表あいさつや婦人会による趣向を凝らした余興も行われた。
お年寄りたちは、舞台で繰り広げられる楽しい出し物に手拍子をしながら楽しい時間を過ごしていた。
北区は字池間添、字前里添の2集落で構成し総称・佐良浜。
南区は字佐和田、字長浜、字国仲、字仲地、字伊良部の5集落で構成する。