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社会・全般
平良さんに県漁連会長賞/県青壮年・女性漁業者交流大会
仲間さんら宮総実グループも
【那覇支社】第24回県青壮年・女性漁業者交流大会(主催・県、県漁連)が9日、那覇市の水産会館で開催され、実績発表した宮古島漁協青壮年部長の平良一訓さんと、宮古総合実業高校「食と環境フードクリエイトコース」の仲間志央里さんら6人の3年生グループに、それぞれ県漁連会長賞が贈られた。
同大会は、県内の青壮年・女性漁業者や研究グループなどが自主的な活動実績を発表し、相互の交流や活動意欲の向上、成果の普及を図ることを目的に毎年開催されている。
実績発表で、平良さんは青壮年部として2016年から魚食普及に取り組んでいる販促活動を紹介。今年7月、宮古島漁協直売店で「海人ファミリー朝市」を開催し、来場者一人一人に調理法や食べ方を説明しながら完売したことなどを報告した。
今後の課題として「(朝市では)想定外の客入りで、購入できなかった人や1時間以上待たされた人などが多く見られた」と指摘。その上で「次回は、一人当たりの購入量の制限や客が並ぶ列を整理するロープと部員を配置する」などの改善策を説明した。
体験発表した宮総実の仲間さんらは、肥満率と魚離れの改善を目指した新商品開発に挑戦した成果を報告した。マグロのほか、カボチャの原種ナンコウを栄養素や熱量などの面で身体に良好な効果が期待できる健康食品に選定。両方を具材にした低カロリーな新商品としてカレーパンを開発した。「今回の研究を通して、主体的に学ぶことや問題解決能力が向上した」と自信を見せた。
発表を終えて、平良さんは「気持ちよく発表できた。宮古で私たちが取り組む青荘年部の魚食普及活動が少しでも理解してもらえれば、うれしい」、仲間さんは「研究を始めて苦労した点もたくさんあったが、みんなが協力して商品を販売できるので、いろいろな場でPRしていきたい」と話した。