患者数が大幅増/インフル
学級閉鎖も相次ぐ
県宮古保健所は25日、今年の第3週(1月14~20日)におけるインフルエンザ発生動向を発表した。患者の報告数は前週の64人から大幅に増加して113人となり、1医療機関当たりでは28・25人となって、前週に引き続き「注意報」発令となった。しかし、次週にも警報基準(30・00人)を超える可能性が高まっていることから同所では予防策の徹底を呼び掛けている。
患者数の大幅増を受けて学級閉鎖も相次いでいる。小学校では学年閉鎖が四つ(1月21~23日)、学級閉鎖が1クラス(1月21~24日)。
中学校では学年閉鎖が一つ(1月21~22日)、学級閉鎖が1クラス(1月21~22日)となっている。
そのほかにも、インフルエンザによる入院は2人となっている。
第3週における年齢別の報告数は、最も多いのが「10~14歳」の26人。次いで「5~9歳」の19人、「0~4歳」の13人となっている。
そのほか、二桁台の報告は「50~59歳」が11人、「60~69歳」が10人となっている。
県全体では今年の第2週から「警報」が発令され、第3週もさらに報告数は増えて「警報」が継続となっている。
インフルエンザの感染経路は「飛沫感染」「接触感染」となっていることから同所では「学校や高齢者施設などの集団生活の場で流行しやすいので『咳エチケット』『食前、帰宅後の手洗い』などの予防策を徹底してほしい」と呼び掛けている。