指標設定で意見交換
エコ推進計画
第2回環境保全部会
エコアイランド宮古島推進計画検討委員会の第2回環境保全部会が29日、市役所平良庁舎で開かれた。市が昨年発表した「エコアイランド宮古島宣言2・0」における指標の設定について意見を交換した。今回、委員から出た意見や提言は同推進計画案に反映され、2月15日に予定されている同推進本部(本部長・下地敏彦市長)で最終的な検討を行い、3月中には公表を予定している。
同検討委員会は▽環境保全部会▽資源循環部会▽産業振興部会-の三つがあり、残りの2部会も30、31日に開催され、出てきた意見や提言が同計画に反映されていく。
この日の環境保全部会では▽地下水▽ゴミ排出量▽サンゴ礁被度-などについて協議した。
事業系ごみの排出量の指標案では、入域観光客の今後の増加見込みが資料で示されたが、その数値よりも現状が大幅に上回っていることが指摘され、実態に即した数値による指標とすることなどが確認された。
固有種の保全についての指標案では、ノネコの避妊、去勢数を2030年度までに現状の8割減。2050年までに0を掲げた。
また、クジャクやイタチの駆除数についても同様の指標が掲げられたが、現在の推定値が示されていないことが指摘され、8割減の基礎となる推定値の設定が求められた。
「エコアイランド宮古島宣言2・0」では、地下水を守る▽美しいサンゴ礁の海を守る▽限りある資源とエネルギーを大切にする▽ごみのない地球に優しい島を目指す▽すべての生命がともに生きていける環境づくりのために行動する▽より良い地球環境を取り戻し・守るため、世界の人々とともに考え・行動し、未来へバトンタッチする-の6点をうたっている。