44年ぶり優勝を祝う/福嶺学区体協
全宮古駅伝「次は連覇だ」
福嶺学区体育協会(砂川辰夫会長)は9日、城辺の保良公民館で、第68回全宮古駅伝競走大会優勝祝賀会を開いた。役員や選手、学区民、来賓ら約100人が参加。1974年(第回大会)以来となる44年ぶりの優勝を盛大に祝った。当時のレースの模様が大画面で放送されると会場は最高潮に。出席者は「古豪復活だ」「今年も優勝、連覇だ」などと歓声を上げた。
砂川会長は、選手たちの走りをたたえた上で「先輩たちが築き上げた伝統を復活させた。皆さんの活躍は地域の活性化につながる」と話した。
来賓として駆け付けた宮國博教育長は「福嶺学区の優勝は全宮古駅伝に大きな影響を与えた、やればできるということを証明して見せた」と激励した。
駅伝部長で、44年前の優勝メンバーだった運天一成さんが選手を紹介し、さらなる記録更新へ期待を込めた。
同学区体協の松川修顧問、市陸協の砂川廣行会長がそれぞれ乾杯の音頭で盛り上げ。松原美春さん、佐渡山利子さん、新城女性会が踊りで花を添えた。
全宮古駅伝競走大会は昨年12月9日、市陸上競技場を発着点に14学区が出場して11区間(39㌔)で健脚を競った。
福嶺はレース序盤、11位まで後退したが、中盤から終盤にかけて源河夢叶、池間幹が区間1位の走りで追い上げ。瑞慶覧伸哉、平安光希が区間新記録でトップを奪うと、アンカーの運天凱飛も区間新の走りで後続との差を広げそのままゴールインした。
同体協の石原一男統括部長は「半年ほど前から選手たちに『今年は狙うぞ』と声を掛けて意識を高めた。過去には選手が足りずに途中で棄権するなど悔しい思いもした。役員や地域の人たちが一致団結すれば、その気持ちは選手に伝わる」と勝因を話した。