都市計画変更を説明
県、広域公園建設向け
与那覇
県が市下地の与那覇前浜周辺への整備を計画している宮古広域公園建設のための都市計画変更手続きについての説明会が11日、与那覇区コミュニティセンターで開かれた。地域住民人が参加。県の担当職員が2020年3月ごろを予定している都市計画決定までのスケジュールなどを説明した。
県は沖縄21世紀ビジョン基本計画などに基づき宮古圏域への新たな県営公園として広域公園整備事業に取り組んでいて、計画検討委員会により14年12月に基本構想を、17年2月に基本計画を策定してきた。
県では現在、宮古広域公園整備のための都市計画原案の作成作業を行っていて、今回は原案策定のための都市計画変更についての説明が行われた。
説明会では県都市計画・モノレール課の担当職員が今後のスケジュールについて、20年3月ごろの都市計画決定を目指し、今年5月に公聴会と市への意見照会、都市計画案の公告・縦覧を、20年2月ごろに県都市計画審議会での計画案審議を予定していることなどを説明した。
質疑応答では地域住民から、基本計画で定められたメイン駐車場の位置について住宅に近く排気ガスの増加が懸念されることから移動を求める要望や、多くの来園者が見込まれることから水道使用量の増加に伴う周辺住宅での水圧低下などに懸念を示す意見が挙がった。
担当職員は関係機関と調整して今後の対応を協議する考えを示した。
県は12日から26日まで市役所下地庁舎の都市計画課などで都市計画原案の縦覧を行い、5月開催予定の公聴会への意見陳述申し出を受け付けている。