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社会・全般
身体能力低下を自覚/交通安全教室
高齢者ドライバー参加
全国的にブレーキとアクセルの踏み間違いや安全不確認など操作ミスによる高齢者ドライバーの事故が後を絶たない中、宮古島署(上運天幸徳署長)は19日、宮古自動車学校(上地成人社長)で「高齢者に対する参加・体験型交通安全教室」を開いた。高齢者ドライバーの男女10人余が参加。一人一人が教習用コースで車両を実際に運転し、自己の身体能力と認知能力の低下を自覚した。
同署によると、圏内の5月16日現在の人身事故件数は29件で、前年同時期より23件減少。死亡事故の発生はない。
開会の冒頭、上運天署長は「皆さんは模範ドライバーである。全国的に高齢者ドライバーによる交通事故が多い。車は走る凶器なので、走る凶器にしないでください」と安全運転の心掛けを呼び掛けた。
友利元和交通課課長は「県内でも高齢者の事故は多い。一時停止や安全確認を怠った事故が発生している。年を取ると右、左を確認する判断能力が低下すると言われている」と指摘した。
同学校の川上元務校長は「運転は集中することが大事だ。絶対によそ見はしないでください」と注意を促した。
次いで津波古巌交通課係長が圏内の交通情勢や高齢者の交通事故の特徴を説明。講師を務めた同学校の国吉勇次長が安全な車の運転方法などについて話した。
参加した高齢者ドライバーらは、実技で車を運転。段差のある場所でバックでの車入れを体験した。ポール前に止めるルールだが、ポールにぶつけて倒すドライバーもいた。
体験した79歳の女性は「車がポールに接触した。運転が難しかった」と話した。