獅子舞、クイチャーで熱気/在沖比嘉郷友会が敬老会
【那覇支社】在沖比嘉郷友会の「創立55周年 敬老会」が26日、那覇市のマリエールオークパインで開催され、郷友や宮古から駆けつけた比嘉自治会のメンバーら約100人が、郷友会の発展と敬老者の健康長寿を祈念した。比嘉獅子舞保存会による獅子舞のほか、民謡や琉舞も披露され、最後は出席者でクイチャーを踊るなど会場は郷友の熱気に包まれた。
同郷友会の砂川三郎会長は「大先輩の皆さま方が、厳しい中に沖縄へ出てきて、われわれを指導してくれた。在沖比嘉郷友会は周年にもなる。もっと盛り上げて、100周年を迎えられるようにしていきたいと思っている」と語った。
宮古から参加した比嘉自治会の宮城尚会長は、「沖縄の先輩も、ますます元気で活躍してほしい。皆さまの御健康と御健勝を願っている」とあいさつした。
沖縄本島在住の敬老者と宮古から駆けつけた敬老者の約30人は、一人一人が名前や屋号、これまでの実績などが紹介され、砂川会長が記念品を贈呈した。
敬老者の一人、岡田行雄さん(那覇在住)は「今日は砂川会長のおかげで、近年になく盛大な催しになっている。これから、郷友会はますます発展していくと期待している」と喜びを語った。
余興で披露された比嘉獅子舞保存会(平良和彦会長)の獅子舞や、石原朝泰さんによる民謡、照屋香織さんの琉舞などを見入る郷友からは「比嘉にいるみたいだね」と故郷を懐かしむ声も上がっていた。
来賓として下地幹郎衆院議員の志緒夫人と宮崎政久衆院議員があいさつしたほか、宮古関係の下地惠典浦添市議、下地秀男浦添市議、粟國彰那覇市議、宮里洋史西原町議も壇上で紹介された。