9人合わせて633歳/上野の上地家きょうだい
一堂に「がんずう祝い会」
長姉80歳から末弟61歳まできょうだい9人の年齢を合わせると633歳-。上野の故上地文雄・ヨシさん夫婦の娘と息子9人が一堂に会し、互いの健康を喜び合う「がんずう祝い会」が1日、市内ホテルであった。9人は約80人の親族に囲まれながら「人生に素晴らしい1ページが加わった」と喜んだ。
きょうだいは6男3女で長女・下地博子さん(80)、長男・真勝さん(78)、次女・親泊カツ子さん(75)、三女・宮国悦子さん(72)、次男・哲誠さん(70)、三男・雄大(哲雄)さん(68)、四男・雅彦さん(66)、五男・良淳さん(63)、六男・文勝さん(61)。博子さん、真勝さん、雅彦さん、良淳さんが宮古島でほかは沖縄本島在住。
哲誠さんは県内スーパー最大手サンエーの社長、雄大さんは歌手、良淳さんは地元上野で大規模な畜産経営、文勝さんはサンエーパルコの社長など、きょうだいは各界で幅広く活躍している。
会は良淳さんの畜産業「大海」の周年や末弟の文勝さんが還暦を迎えたことなどで「きょうだいそろって、お祝いしよう」との話が持ち上がり、良淳さんが発起人となって開いた。
博子さんは「いつもより朝早く起きて、みんなに会えるのをとても楽しみにしていた。きょうは人生の素晴らしい1ページになる。きょうを機会にさらなる親族の子孫繁栄が未来永劫続くよう祈りたい」と喜んだ。
カツ子さんの長男達也さん(50)は「宮古でこのように親族が集まることができてとてもうれしい。これからも元気で頑張ってほしい」と話した。
哲誠さんは集まった親族の子や孫たちに向かって自らの人生教訓を語り、将来に期待した。
文雄さんヨシさん夫婦から連なる親族は106人になるという。この日は島内、県内外から約80人が集まった。会は真勝さんの妻利子さんの日舞で幕開け。あいさつや乾杯、余興、きょうだいの幼い頃の写真のスライドショーなどで盛り上がった。