感染経路は特定されず/宮古病院職員3人
県コロナ対策本部「調査中」
県新型コロナウイルス感染症対策本部は4日、新型コロナウイルスに感染した宮古病院の職員3人の感染経路について「調査中」と発表した。前日は「院内感染ではないと報告を受けている」と公表していたが、感染経路は特定されていないことが分かった。
オンラインで会見した県保健医療部の糸数公保健衛生統括監は「職員3人が院内で感染したという情報は無い」と述べた上で、PCR検査で関係者計199人が陰性だったとして「職員3人から新たな感染は広がっていない」と強調した。
1日に感染の発表があった同病院職員の30代男性2人のうち、1人は10月29日に症状が出て同31日の抗原検査で陽性が確認された。もう1人は、同20日に症状が出現したものの、同22日に症状が無くなった。しかし、同31日に医療機関で受診した抗原検査で陽性と判断された。
2日に感染が発表された同病院職員の40代男性は、10月30日に症状が出現しており、医療機関でのPCR検査で11月1日に陽性と判明している。
糸数統括監は「宮古病院の機能がダウンしてはならない。感染が広がらないよう会食を控えるなどしていただきたい。それが病院を守り、島を守ることにつながる」と呼び掛けた。
そのほか、宮古入りしていた厚生労働省のクラスター班は調査を打ち切り、10月31日には宮古を離れていることを明らかにした。