競走や投てき競う/障がい者スポーツ大会
第11回宮古地区障がい者スポーツ大会が11日、市陸上競技場で行われた。18団体から多くの障がい者が参加し、競走や投てきの部で自己の可能性に挑戦しながら互いの交流を深めた。
この大会は、県、宮古島市、多良間村、宮古身体障害者連合会などの共催。障がいに対する正しい理解を深め、障がい者の自立と社会参加の推進に寄与することを狙いに実施している。
開会式で、宮古身体障害者連合会の池間太郎会長は「2020年東京パラリンピックに、宮古から一人でも二人でも出場できるよう目標を持って頑張ってくれることを期待する。自分の中の潜在的な可能性を発見する大会にしてほしい」と出場選手に呼び掛けた。
下地敏彦市長もパラリンピックに触れ、「ここ宮古島の地から、ぜひ日本を代表する選手を送り出し、大舞台で活躍することを期待している」と話した。
県身体障害者福祉協会の山城充正会長、県宮古福祉事務所の野原勝所長も激励のあいさつをした。
この後、競走、跳躍、投てきの各部で競技がスタートした。選手は日ごろの練習の成果を発揮して自己記録と上位入賞に挑戦。じりじりと照り付ける太陽光に負けじと力走し、スタンドの応援団から大きな歓声と拍手を浴びていた。