政治・行政
2017年6月15日(木)9:03
橋梁設置工事が本格化
伊良部島と下地島結ぶ乗瀬橋
県が進める伊良部島と下地島を結ぶ乗瀬橋橋梁整備工事現場でこのほど、橋梁を橋脚に設置する工事が下地島側から本格化した。工事関係者らは、さらなる無事故・無災害を願った。2019年3月1日の供用開始を目指している。
旧乗瀬(ぬーし)橋は、1976年3月、下地島空港建設に伴い、空港関連施設道として建設された。その後、老朽化が進み、崩落の恐れがあることから撤去された。
県は2014年度から新たな乗瀬橋整備事業に着手した。橋長117㍍、幅員10・5㍍。橋本体の工事費は約14億円で、その橋と関連する道路整備事業費を含めると全体工事費は約21億円を予定。
乗瀬橋近くに乗瀬御嶽(宮古島市指定の史跡)があり、その御嶽にあやかって橋名は名付けられた。
橋梁工事が本格化したことに併せて県は14日、市役所伊良部庁舎で伊良部自治会や仲地自治会の代表らを対象に乗瀬橋とその周辺道路について説明会を開いた。地元からは積極的な意見、提案があり、県は地元の声に理解を示していた。