投開票まで1週間/多良間村長選
伊良皆氏、下地氏 前回同様一騎打ちへ
【多良間】任期満了に伴う多良間村長選挙は25日の投開票まで1週間となった。現職の伊良皆光夫氏(62)と、前職の下地昌明氏(65)が立候補を予定しており、前回4年前と同様、2氏による一騎打ちの公算が大きい。
2期目を目指す伊良皆氏は、10日に総決起大会を開催。支持者を最大動員して人口減対策や農水産業の振興、福祉向上などの基本政策を訴えた。
返り咲きを狙う下地氏は、15日に大勢の支持者を集めた総決起大会で、村民目線の行政運営を訴え。過去2期8年間を実績を強調して支持を求めた。
前哨戦といわれた5月28日の多良間村議選は、両氏共に自身に優位な結果だと強調。伊良皆氏は、自分を支持した候補者の得票数が相手より多かったとし、下地氏は、当選した議員の数は相手を上回ったことをそれぞれ理由に上げた。
前回(2013年)は、前副村長で新人の伊良皆氏と、3期目を目指した現職の下地氏との一騎打ちとなったが、伊良皆氏が票差で初当選を果たした。
伊良皆氏は1955(昭和30)年5月25日生まれ。多良間村塩川出身。琉大短期大学部卒。79年宮古郡農協入り。退職後は多良間村助役、副村長を歴任。2013年6月の村長選で初当選。現在1期目。
下地氏は1951(昭和26)年10月11日生まれ。多良間村仲筋出身。拓殖大卒。81年村議会議員に初当選し5期連続務め副議長、議長を歴任。2005年6月の村長選で初当選し、2期務めた。