多良間村長選きょう告示/伊良皆氏、下地氏が立候補へ
【多良間】任期満了に伴う多良間村長選挙は20日告示され、5日間の選挙運動に突入する。村長選には、現職の伊良皆光夫氏(62)と、前職の下地昌明氏(65)が立候補すると見られており、2氏による一騎打ちの公算が大きい。立候補の受け付けは午前8時30分から、村役場2階会議室で行われ、午後5時に締め切られる。投票は25日、即日開票される。村政継続か刷新かで有権者が審判を下す。
両陣営とも立候補の届け出を済ませた後、各選挙事務所で出陣式を行う。
2期目を目指す伊良皆氏と、返り咲きを狙う下地氏は、それぞれ午前8時30分から、塩川の選挙事務所で支持者らとともに必勝を誓い「ガンバロウ三唱」などで気勢を上げる。
両氏とも人口減対策や農水産業の振興、福祉向上などを主な政策に掲げている。
前回(2013年)は、前副村長で新人の伊良皆氏と、3期目を目指した現職の下地氏との一騎打ちとなったが、伊良皆氏が11票差で初当選を果たした。
19日現在の有権者数は819人(男性455人、女性364)で、前回(907人)より88人少なくなった。
伊良皆氏は1955(昭和30)年5月25日生まれ。多良間村塩川出身。琉大短期大学部卒。79年宮古郡農協入り。退職後は多良間村助役、副村長を歴任。2013年6月の村長選で初当選。現在1期目。
下地氏は1951(昭和26)年10月11日生まれ。多良間村仲筋出身。拓殖大卒。81年村議会議員に初当選し5期連続務め副議長、議長を歴任。2005年6月の村長選で初当選し、2期務めた。