下里通り線など13議案提出
県議会6月定例会が開会
【那覇支社】県議会(新里米吉議長)の6月定例会が20日午前、開会した。
翁長雄志知事は、▽宮古島市道下里通り線の県道への委譲に伴う新たな県道の認定・廃止の議決案、▽普天間基地の辺野古移設に伴う工事を差し止める訴訟を起こす議決案など13議案を提出した。
宮古島市道下里通り線の県への委譲に伴う議決案では、平良新里線の平良字西里~上野字新里と平良久松港線の平良字西里~久松港を新たに県道として認定する一方で、平良新里線の平良宮古地方庁~上野字新里と平良久松港線の平良宮古地方庁~久松港を廃止することを求めている。
政府が進める普天間基地の辺野古移設工事について翁長知事は、「県の再三の行政指導にも応じず護岸工事に着手し岩礁破砕を行うことが確実な状況となっている」と批判し、工事の差し止め訴訟を提起する議決を求めた。
また、本会議の開会冒頭には、12日に死去した大田昌秀元知事を悼み議場の全員で黙とうした。翁長知事は、大田元知事について県民葬を実施することを正式に表明した。
6月定例会の会期は7月14日までの25日間。代表質問が6月28、29日の2日間で、一般質問は30日から7月5日までの土日を除く4日間行われる。