西里通り1平方㍍6万7000円/17年1月県内路線価
2年連続変動なし/県最高は国際通り67万円
【那覇支社】沖縄国税事務所は3日、2017年1月1日時点の県内路線価を発表した。宮古地区での最高値は、「平良字西里の西里大通り」の1平方㍍当たり6万7000円で、2年連続の横ばいとなった。西里通りが宮古地区の最高値となるのは、1999年から19年連続。
また、同日公表された国税庁のホームページによると、市場通りは6万2000円、下里通りは6万1000円で、いずれも前年と同じだった。
宮古島管内の最高路線価は92年~94年の23万5000円をピークに、95年から下落に転じた。その後、07、08年は横ばいとなるものの、リーマンショック後の09年から5年連続で下落した。それ以降は15年に1・5%下落したほかは、横ばいで推移している。
県全体の最高路線価は、那覇市久茂地3丁目の「国際通り」67万円(前年比6・3%増)。県内の最高路線価は、5年連続の上昇となっている。今年は2年連続で前年から上げ幅を拡大した。
沖縄都市モノレール15駅のうち地価が上がったのは13駅で、昨年の14駅から1駅減少した。
八重山地区の最高値は、石垣市字大川の「市役所通り」の11万円で、2年連続の横ばいとなった。
標準宅地の県内平均値は、前年比3・2%の上昇(昨年は同1・7%増)で、3年連続の伸びとなった。
路線価 主要道路に面した1平方㍍当たりの土地の1月1日時点における評価額。土地の相続や贈与を受けた人の税額を算出する基準となる。公示地価や売買実例価格、不動産鑑定士の評価などを参考に、公示地価の8割程度を目安として国税庁が算出する。