カツオさばきに挑戦/伊良部
民泊の南風原小児童
伊良部島に5日から民泊で来ている、南風原小学校の児童142人と、佐良浜小の児童36人、教職員ら17人が6日、佐良浜漁港でカツオをさばく体験をした。県指導漁業士や伊良部漁業協同組合(漁協)の組合員らが指導した。魚さばきに先立ち、南風原小の子供たちは2班に分かれ、7艘のサバニに分乗して、佐良浜漁港周辺海域のクルーズを楽しんだ。
伊良部漁協の漢那一浩組合長は▽舟の煙突に触らない▽サバニに乗ったら立たない▽救命胴衣はきちんと着用する▽舟のヘリを持たない-などの注意点とその理由を児童らに説明した。
また、カツオさばき体験前には、漁協関係者が▽包丁を持って歩かない▽ふざけない▽手袋をちゃんとする-などと注意した。
カツオさばきに挑戦した児童らは、はじめは怖々包丁を使っていたが、慣れてくると、笑顔もこぼれ体験を楽しんでいた。
南風原小5年の下川慧輔君は「サバニはものすごく揺れて、お尻が震えた。カツオをさばくとき、血が出たりして少し気持ち悪かったけれど、刺し身になったら食べる」と、カツオさばき体験に元気に挑戦していた。
この日、約2㌔のカツオが75本用意された。児童らがさばいたカツオは夕食に刺し身として出された。