30人前後が出馬/市議選
現職8人勇退、新人11人予定
任期満了となる宮古島市議会議員選挙は10月15日の告示まで約3カ月に迫った。定数は現在の26から2減の24となる。本紙の取材ではこれまでに現職、新人、元職を合わせた女性2人(現職1人、新人1人)を含む30人が立候補を予定、または意思を固めているが、流動的な要素もある。9月ごろには、顔ぶれが出そろうと見られ、最終的には30人前後になる見通し。現職はこれまでのところ8人が勇退する考えを示している。投開票は10月22日。
一部の立候補予定者は、地縁血縁を中心に、地域の人たちにPR用の名刺を配布したり、後援会事務所を設置したりして選挙戦への準備を進めている。
記者会見し立候補を表明した現職もいて、各方面での動きが表面化しつつある。
現職26人のうち、勇退する考えを示しているのは池間豊氏(65)=平良、下地明氏(75)=城辺、下地智氏(59)=城辺、新里聡氏(65)=上野、新城元吉氏(75)=城辺、仲間賴信氏(65)=伊良部、西里芳明氏(60)=城辺、前里光恵氏(67)=平良=の8人。城辺地区は4人全員が勇退する。残り人は立候補すると見られている。
一方、新人はこれまでに女性1人を含む11人が立候補を予定、または意思を固めている。元職1人も立候補する予定だ。
下地敏彦市長を支える与党が、過半数を維持するのかが争点。現在の市議会の与野党勢力図では、市長選などでの保守分裂が影響して、大きく変動している。
2013年に行われた前回選挙では、定数26に対して現職21人、新人10人、元職2人の計33人が立候補し、現職19人と新人7人が当選した。