カツオ漁活きえさ生産へ
16年度決算など承認/栽培漁業推進協
宮古地区栽培漁業推進協議会(会長・下地敏彦市長)は11日、市役所平良庁舎で総会を開いた。下地市長、伊良皆光夫多良間村長、与那嶺大池間漁協組合長らが参加し、2016年度決算など2議案を承認した。下地市長は、市海業センターで親魚養成中の海魚、サバヒー(サバヒー科)が産卵した場合、将来は一本釣りカツオ漁船用の活きえさに使いたいという考えを示した。
冒頭、下地市長は「平成年度を振り返ると、我々が示していたタマン(ハマフエフキ)、タイワンガサミ、シラヒゲウニ、モズクなどはほぼ順調に出来たと思う」と語った。
その上で「養成中のサバヒーをあと2、3年待って卵が採れたら生産していきたい」と意欲を示した。
16年度決算では次期繰り越しに万円を計上した。
放流実績では、ハマフエフキ(タマン)約1万3000尾、タイワンガザミ約万2000匹、シラヒゲウニ約3800個などとなっている。
新年度の予算は、歳入歳出ともに430万円。
同協議会は、栽培漁業の構想及び栽培計画の策定を行い、栽培漁業の円滑なる推進及び漁場の管理方式の確立を図り、もって宮古地区の漁業生産の安定及び増産を図るのが目的で設置されている。