生活路線の維持承認/市バス対策会議
県へ指定申請
宮古島市バス対策会議(議長・長濱政治副市長)が14日、市役所平良庁舎で開かれ、現在七つある生活路線バスを協議した結果、宮古協栄バス(豊見山健児代表)の5路線、八千代バス・タクシー(砂川能樹代表)の1路線、共和バス(新里哲代表)の1路線の維持を認めた。市は結果を踏まえ今後、県に生活バス路線指定申請書を提出する。3社とも2016年度一般乗合バス経営は赤字で、各社は経営努力で運行していることが示された。
長濱副市長は「現在の社会・経済状況からバス路線は厳しい状況にあるが、その路線の必要性は重要である」との認識を示した。
3社とも県・市補助金を受けて赤字に補填。16年度の県・市を合わせた補助金交付実績額は、宮古協栄バスが1972万円、八千代バス2385万円、共和バス1503万円。
3社別の16年度補助金会計年度(10月1日~翌年9月30日)の経常損益では、宮古協栄バスが1977万円の赤字、八千代バス・タクシーが2385万円の赤字、共和バスが1503万円の赤字。バス購入費などが赤字の大きな要因とされる。
下地敏彦市長(代理)が委員で入れ替わった砂川修さん(市教育委員会学校教育長)、仲間正明さん(池間自治会長、バス利用者代表)、神里清春さん(城辺地区地域づくり協議会長、同)、垣花徳亮さん(博愛の里上野地域づくり協議会長、同)に委嘱状・辞令を交付した。