採点で候補地選考へ/城辺地区中学校統合
審査要領、評価基準など確認
城辺地区の4中学校を1校に統合する位置を選考する城辺地区統合中学校用地選定委員会(委員長・長濱政治副市長)の第1回委員会が18日、市役所平良庁舎で開かれた。全3回の予定で、第2回は現地調査を行い、第3回で評価、採点を行い委員会としての候補地を選定する。第1回では委員への委嘱状交付、宮國博教育長からの用地選定についての諮問が行われたほか、委員が審査要領や評価基準などを確認した。
城辺地区の4校が1校になる統合校は2021年4月開校を予定していて、場所は既存の4校のいずれかの位置に定め、既存施設を活用して不足部分は増改築などで対応する方針が決定している。
用地選定委員会では、城辺地区4校について、①敷地概要(敷地面積)②既存校舎の整備状況(各教室の面積確保)③利便性④増改築するための敷地条件⑤事業の効率性、経済性-の五つの評価項目で採点を行い候補地を決定する。委員会決定は教育委員会に答申され、承認が得られれば市長に報告され、市として候補地を決定。その後、市議会9月議会へ提案され承認を受ければ正式決定となる。
第1回委員会では用地選考の審査要綱案と候補地選考評価基準案などを審査した。評価項目③利便性の評価内容案としては、幹線道路、路線バス、市街地、小学校との位置関係の4項目が示されていたが、市街地と小学校との位置関係を評価対象とすることに疑問を呈する意見が委員から挙がったことから、次回、委員会までの教育委員会で再検討することとなった。
第2回委員会は21日で城辺地区の4校を視察。第3回は28日に開催し、各委員による評価、採点を行い、合計点数の高い学校を委員会としての候補地とする。
委嘱を受けた委員は次の通り。
【委員長】長濱政治副市長【副委員長】仲宗根均教育部長【委員】友利克企画政策部長▽宮国高宣総務部長▽下地康教建設部長▽松原清光農林水産部長▽川満広紀生涯学習部長▽下地政昭宮古教育事務所長▽神里清春城辺地区中学校統合計画策定委員会委員長▽平良光成城辺地区地域づくり協議会副会長