平良港を国際旅客拠点に/石井国土交通大臣
宮古視察し明らかに
国土交通省の石井啓一大臣が23日、宮古島視察に来島した。視察後の記者団の囲み会見で、石井大臣は7月26日に平良港を、国際旅客船拠点形成港湾に指定し、2020年度の供用開始に向け、岸壁の整備を進める。9月30日に起工式を予定していることを明らかにした。起工式に合わせて、宮古島市と連携して、国際クルーズシンポジウムを宮古島市で開催することも明らかにした。
岸壁の整備については「地域の皆さんの期待も高いと思うので、1日も早い供用に向けて努力していきたい」と述べた。
尖閣諸島周辺海域の監視警戒等の拠点となる、宮古島海上保安部(久留利彦部長)の伊良部島長山港船艇基地、クルーズ船の受け入れ機能強化に向けた、平良港の取り組みや、規制能力強化型巡視船などを視察した。
長山港では規制能力強化型巡視船「くりま」(宮田英二郎船長)に乗船し、同巡視船の防舷物や遠隔放水銃など装備の説明を宮田船長から受けた。
下地島空港について石井大臣は「県が民間と基本的な計画を結び、国際線の就航等も念頭に、ターミナルビル設置ということになると思う。国交省としても、可能な限り支援していきたい」と述べた。