宮古チーム「トーガニー」披露/国際通り
【那覇支社】沖縄の夏の風物詩となった第23回1万人のエイサー踊り隊(主催・夏祭りin那覇実行委員会)が6日、那覇市の国際通りで開催された。宮古地区からは、幼稚園児から高校生までで構成する「ちびっこらんど&ニライカナイミャークエイサー太鼓」の35人が7年ぶり5回目の出演を果たした。大勢の観衆が見守る中、「トーガニー」や「豊年の歌」など6演目を披露すると、沿道を埋め尽くした観客から大きな拍手が沸き起こった。
パレードには、県内各地の青年会や創作エイサー団体など66団体・約4000人が参加。那覇市安里のさいおんスクエアからパレットくもじまでに設置された10カ所の演舞場で、伝統の舞や新しい創作エイサーを華やかな衣装を着たエイサー隊が生き生きと太鼓を打ち鳴らし、県内外から詰めかけた延べ約6万5千人(主催者発表)の観衆を魅了した。沿道からは指笛と拍手が鳴り響き、演舞者と観衆が一体となって祭りを盛り上げた。
演舞後、エイサー歴12年という島尻沙弥さん(17)=宮総実高3年=は「みんなの動きもそろっていて練習の成果が出せたと思う。先輩たちが作ってくれた演舞を気持ちを込めて踊ることができて良かった」と満足そうな様子で話し、平良丈太郎君(6)=みつば幼稚園=は「練習通りに出来て、楽しく踊れた」と笑顔を見せた。
チームを率いて約25年の上里雅章代表(63)は「暑さに負けず元気に最後まで踊ってくれたので良かった。今後の成長が楽しみだ」と期待した。