熱中症で中学生2人搬送
ランニング中、現在は回復
宮古島市内の中学校で7日午前、運動場でランニングを行っていた男女の生徒2人が熱中症の症状で病院に救急搬送された。2人とも入院は必要なく、現在は回復している。
学校によると、スポーツと文化系部活の生徒を対象に、午前8時ごろからランニングを実施したが3人が体調不良を訴え。うち、2人が救急車で病院に運ばれた。
ランニングは体力づくりの一環で、1日から週3回実施している。十分な睡眠と朝食を取ることや、始める前には体調管理を確認して行っているという。
宮古島地方では7月4日から8月8日までの36日間連続で30度以上の真夏日を記録。宮古保健所によると、6月1日~7月29日までに計12人が医療機関で熱中症と診断されている。
保健所などでは児童、生徒の屋外活動には、こまめな水分補給及び暑い時間帯を避けたスケジュール調整、適度な休憩を取ることなどを呼び掛けている。
また、建設・工事現場で作業する場合は、水分及び塩分の補給を定期的に行い、休憩時間をこまめに設けたり、作業者同士で声を掛け合うなどの対策を訴え。
高齢者が身近にいる家庭では、暑さを我慢せず、エアコンや扇風機、すだれなどを活用し、上手に暑さを避けるよう促している。