申請10件、100万円を交付
電気自動車導入補助金/宮古島市
宮古島市が今年5月に創設した「市電気自動車(EV)等導入補助金」制度で、今月15日までの申請が10件となり、合計100万円の補助金が交付された。
市エコ推進課では「まだ、今年度の予算は残っているのでクリーンな宮古島にしていくためにもぜひ、この補助金を活用してほしい」と呼び掛けた。
この補助金の新設は、電気自動車などは導入時のコストが高いことから、補助金を交付することで導入コストを軽減し、普及促進を図りたいとしている。
同補助金の対象経費は、車体本体価格かリースに要する経費で、補助の上限は10万円で予算額は250万円となっている。
補助対象は、市民または市に本拠地のある法人。対象車両は、電気自動車かプラグインハイブリッド車で、中古車の場合は県内におけるメンテナンスでメーカー保証が付帯された車両。
市では、台風などの災害時における停電時においても電気自動車はその力を発揮するとし、申請件数が今後伸びて、250万円を超える場合はさらに予算措置して対応したいとしている。
市によると現在市内に約170台の電気自動車があり、2030年度までに全体の4割となる約2万台を電気自動車にすることを目標に掲げている。
この補助金については、購入後の申請は受け付けておらず手続き上、交付申請書や添付書類は購入(リース)契約の30日前までに提出する必要があるので注意してほしいとしている。
宮古島市は、エコアイランドとして資源循環型社会の構築、低炭素の推進、災害等による停電時の安全安心の確保および地域経済活性化を掲げており、今回の補助金創設もその一環。