社会・全般
2017年8月17日(木)9:04
キビの夏植え準備/城辺
豊作の願い込める
宮古島でまとまった降雨がなく干ばつ傾向が続く中、城辺新城地区では16日午前、農家によるサトウキビの夏植え準備作業が見られた。友利満さん(56)は家族3人で作業を行い、豊作になるよう願いを込めながらキビの長い茎をカッターで20~30㌢の長さに切断した。
今月1日から局所的ににわか雨は降っているが、15日現在までに宮古全体の農作物を潤すほどの雨は降っていない。
宮古島地方気象台は、11~24日まで少雨傾向を予想。農家にとってはまとまった降雨は期待薄のようだ。
友利さんは総面積250㌃のキビ畑を所有し、このうち20㌃ほどは夏植えした」と語り、額の大粒の汗をぬぐった。
その上で「私のキビ畑にはかん水施設がないから、キビがだいぶ弱ってきている。16日までにトラックの運転手に頼んでキビ畑に散水した。恵みの雨が降ってほしい」と話し、干天を見上げた。
各農家とも恵みの雨が降り次第、夏植えに着手する。来月上旬の旧盆前後から本格的な夏植えが始まりそうだ。