クルーズ船乗組員も加算/市観光商工局・観光協会
入域観光客数の算出見直し
市観光商工局の垣花和彦局長と宮古島観光協会の豊見山健児会長が17日、観光協会会議室で会見を開き、入域観光客数の算出方法を今年度から見直し、これまで客数に加えていなかったクルーズ船の乗組員も加算すると発表した。今年度4月から6月までの月別客数はすでに発表されているが、4月にさかのぼって乗組員を加えた数字に変更される。
会見で垣花局長は算出方法を変更する理由について、「沖縄県と石垣市は入域観光客数に(クルーズ船の)乗組員数を加えていることから、県全体との比較、石垣市との比較を考え、宮古島市も乗組員の人数を加え計上することとした」と説明した。
変更は今年度からで、15年度、16年度は乗組員数を加えない数字を年間入域観光客数として正式発表していることから変更はしない考え。参考資料として、乗組員数を加えた場合、15年度は51万3601人から1万372人増の52万3973人、16年度は70万3054人から8万5619人増の78万8673人となることを紹介した。
今回の見直しにより、前年度よりクルーズ船の寄港回数が増加する予定の今年度の入域観光客数は、過去最高を記録した前年度実績を大幅に上回るものと見られる。