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教育・文化
2017年8月18日(金)9:04

新潟板倉区から児童来島/城辺でホームステイし交流


交流事業で来島した新潟県上越市板倉区の児童たち。後列は受け入れ先の城辺地区の子供たち=17日、城辺公民館

交流事業で来島した新潟県上越市板倉区の児童たち。後列は受け入れ先の城辺地区の子供たち=17日、城辺公民館

 新潟県上越市板倉区の児童8人が17日、城辺地区の児童との交流のため来島した。20日までの3泊4日の日程で、民家で宿泊しながら城辺の児童たちとの交流や海水浴、人頭税などの史跡見学で見聞を広める。児童たちは「島の特産物を学びたい」「島の人たちと仲良くなりたい」などと意気込みを語った。

 この交流事業は、人頭税の廃止に尽力した中村十作が板倉出身だったことがきっかけ。交流は今回で回目で、冬には城辺の児童たちが板倉を訪問し、スキーなどを楽しんでいる。

 城辺公民館で歓迎式が行われ、ホームステイ先の家族と互いに自己紹介や記念撮影で初対面の緊張をほぐした。

 交流団団長で上越市立宮嶋小の水越厚校長は「島を肌で感じ、驚きと感動の日になるだろう。期間中お世話になります」とあいさつした。

 宮國博教育長は「宮古の強い太陽を存分に味わってほしい。積極的に言葉を交わして交流を深めてほしい」と呼び掛けた。

 その上で、児童生徒数が年々減少している状況を挙げ「城辺地区だけで事業継続ができるか判断する時期にきている。中村十作氏を広く知ってもらうためには、市全体の交流事業として臨んだらどうかという話をしている」などと述べ、交流人員など事業の拡大について検討していることを明らかにした。

 山井慎之介君(豊原小6年)は「きれいな海で泳ぎたい」、坂口愛美さん(針小6年)は「おいしい物を食べたい」とそれぞれ笑顔だった。

 子供たちを受け入れる砂川多夢さん(34)は「互いの文化を学ぶことはとても大切なこと」、娘の美咲さん(西城小5年)は「一緒に花火をしたり、夕陽を見たりしたい」と話した。


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