観光客、初の90万人突破/7月県内
45カ月連続で過去最高
【那覇支社】県の文化観光スポーツ部は21日、7月の入域観光客数が90万7900人となり、7月として初めて90万人を突破したと発表した。好調な観光客数の推移を反映し、各月の入域客数は45カ月連続で過去最高を更新した。
入域観光客数の内訳は、国内客が61万5200人で前年同月比4・5%増、外国客は29万2700人で同34・7%増となった。増加傾向を続ける外国客が占める割合は32・2%で、前年同月の26・9%から5・3ポイント増えた。
同部は「国内客は、旅行会社や航空会社の販売強化、深夜便など航空路線の拡充が増加の要因。外国客も、台湾の台北や高雄と那覇を結ぶ航空路線の拡充があったほか、クルーズ船の寄港回数が増えたことが好調の理由」と分析している。
国内客は、東京方面からが31万2600人(前年同月比2・9%増)で最も多く、次いで関西方面11万8600人(同0・9%増)、福岡方面7万6900人(同11・9%増)、名古屋方面5万800人(同5・8%増)、その他5万6300人(同11・7%増)となった。
外国客の内訳は、台湾が9万2400人(同48・6%増)、韓国4万4300人(同17・2%増)、中国本土6万9500人(同25・7%増)、香港3万700人(同19・5%増)、アメリカ2700人(同28・6%増)、その他5万3100人(同55・3%増)だった。
今後について同部は、本格的な夏休みシーズンに入り国内客の予約状況が好調なこと、外国客も旅行需要の増加が見込まれることから、好調に推移すると予測している。