宮古発着便、好調維持/航空3社
お盆期間の利用状況
【那覇支社】日本トランスオーシャン航空(JTA)と全日本空輸(ANA)、琉球エアーコミューター(RAC)の航空3社は23日までに、お盆期間(8月10~20日)の宮古空港発着便の利用状況を発表した。3社を合計した利用客の延べ人数は約6万5000人で、昨年に比べ約4・0%(約2500人)増加した。
利用客数が増えたのは、JTAの利用率が約96%とほぼ満席状態が続いたことや、RACが機材を50人乗りに大型化したこと、ANAが繁忙期の羽田-宮古線に大型機を導入したことが要因とみられる。
羽田-宮古線の利用客数は、JTAが3479人(利用率95・8%)で前年比1・3%減、ANAは7051人(同95・7%)で同96・8%増となり、2社合計で1万530人だった。167人乗りの機材に替えて335人乗りの大型機を投入したANAが、大幅な増加となった。
那覇-宮古線では、JTAの利用客数は2万5869人(同96・4%)で前年比10・0%減となった。ANAは1万6513人(同94・3%)と前年比で13・1%減少した。RACは1072人(同97・5%)で57・9%増えた。
RACが運航している多良間-宮古線の利用客数は1465人(同66・6%)で、前年比22・5%増加した。
石垣-宮古線は、RACの利用客数が1397人(同63・5%)と前年比27・3%増。ANAは974人(同26・7%)で7・6%増となった。
6月にANAが就航させた名古屋-宮古線の利用客数は3435人(同94・1%)。同社が運航する関西-宮古線の利用客数は3444人(同94・3%)だった。