平均消費額2万4661円/外国人クルーズ客アンケート
多いのは食料・飲料品
県宮古事務所が今年の海外クルーズ船で来島した外国人観光客を対象に実施したアンケートの結果が25日、宮古島クルーズ客船誘致・受入環境整備連絡協議会幹事会の中で報告された。それによると1人当たりの平均消費額は2万4661円で、最も多い購入品目は食料品・飲料品で、宮古島の特産品も購入されていることなどが分かった。
アンケートは7月26日から8月7日までのうちゲンティン・ドリーム号(中国南沙、香港発)、サファイア・プリンセス号(台湾基隆発)、チャイニーズ・タイシャン号(中国厦門発)、スーパースター・アクエリアス号(台湾基隆発)が入港した日に実施し、合計で304人から回収した。
回答者の年齢層は10代以下が22%、20代17%、30代24%、40代18%、50代12%、60代以上7%と30代が最も多かった。国、地位別で見ると台湾が最多で49%、中国38%、香港13%。アメリカも1%いた。
1人当たりの平均消費額は2万4661円で、国別に見ると中国が3万5504円、香港は3万3451円、台湾は1万2118円。船別ではゲンティン・ドリーム号が3万7745円、サファイア・プリンセス号は1万4796円、スーパースター・アクエリアス号は9602円だった。
購入品目を複数回答で聞いたところ多かったのは食料品。飲料品が63%。医療品・薬品等49%、化粧品35%、日用品30%など。電化製品は14%でその半数以上はサファイア・プリンセス号の乗客だった。
38%の人は宮古島特産品を購入していて、具体的には雪塩関連商品、黒糖、マンゴーが購入された。
同じく複数回答で宮古島で印象的だったものを聞いた結果、最も高評価を得たのはビーチで54%。次いでショッピング33%、自然、景勝地31%、橋27%など。
項目別で評価が高かったのは、街のきれいさ・清潔さ、自然・風景、ホスピタリティーなどで、いずれも「非常に満足」、「やや満足」と答えた人が90%を超えた。最も評価が低かったのは「非常に不満」、「やや不満」との回答が17%あったWi-Fi。ただし前回調査時の不満率39%からは改善された。
88%の人がまた宮古島を訪れたいと回答。再訪の目的を複数回答で聞いたところ1位はビーチで50%、2位はマリンレジャーの40%。自然・景勝地は27%、ショッピングは26%だった。