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2017年9月1日(金)9:02
「2学期も牛乳供給」/学校給食問題で市教委
宮古で唯一の酪農牧場の土地と建物が7月に競売にかけられ、落札されたことを受けて今後の牧場運営の見通しが立たず2学期からの学校給食における牛乳の供給が不安視されている問題で、市教育委員は31日、本紙の取材に対して「県学校給食会も学校給食センターからも2学期も予定通り牛乳が供給されると聞いているので安心している。競売問題についてはどのような動きになっているのか分からないので今後の動向を見守りたい」と述べた。
同牧場については、7月上旬に土地と建物が競売にかかり落札され、設備と乳牛だけでは事業継続が困難な状況となり、今後の事業運営について不透明な状況が続いている。
実際に安定的な生乳生産について、土地建物の落札者側と牧場側との具体的な話し合いはまだ行われていないという。
こうした状況について、県農林水産部畜産課はこれまでの本紙の取材に「まだ土地と建物の所有権が正式に落札者に移っていないので、正式に土地と建物の所有権が移った段階で話し合いを持ちたい」としており、県を交えた今後の調整が注目される。