発泡スチロールは燃えるごみ/ごみ分別方法を一部変更
市が会見で協力呼び掛け
宮古島市は9月1日から家庭ごみの分別収集方法を一部改訂し、これまで資源ごみとして回収していた発泡スチロール、発泡トレイを燃えるごみに変更する。担当する生活環境部の下地信男部長らが1日、会見を開いて改訂を報告するとともに、ごみの分別徹底へ市民の協力を呼び掛けた。
発泡スチロール、発泡トレイはこれまで、市が各家庭から回収したものを島内のリサイクル業者が受け入れていたが、その業者がこのほど廃業となり、島内に受け入れ先がなくなった。担当する生活環境部環境衛生課では島外搬送も検討したが、費用面から断念し、焼却処分とすることを決めた。
分別収集方法の変更を受け、市では地域別の家庭ごみ収集用日一覧やごみの正しい分け方、出し方などを紹介した新しいごみ収集パンフレットを作成し、市内各家庭に配布。市の広報9月号でも9月から発泡スチロール、発泡トレイが資源ごみから燃えるごみへ変更となることを紹介している。
市役所平良庁舎で開かれた会見で下地部長は、発泡スチロール、発泡トレイの分別区分が変更となったことを説明。合わせて新しいごみ収集パンフレットを作成するに当たり、見やすいように文字を大きくしたこと、ペットボトルはラベルとキャップを外すことが必要であることを改めて説明し、ラベルやキャップが付いたままのペットボトルは回収しないと明記したこと、隔週での回収となっているカン類とビン類の収集カレンダーをより見やすくしたことなどを紹介した。
下地部長は、燃えるごみの中に金属片などが混入していると焼却炉故障の原因になるとして分別の徹底を求めるとともに、回収漏れをなくすため指定曜日の午前8時30分までに出しておくよう協力を呼び掛けた。