「学びの森」、立入禁止/台風18号影響
倒木でウオーキングできず
ウオーキングやジョギングで市民に親しまれている「学びの森」が、台風号の強風で木が倒れ危険な状況になっている。管理する市みどり推進課は、14日から立ち入りを禁止した。現在、倒木の撤去作業などを進めているが、元通りになるには今月いっぱいかかると見ている。
学びの森は、東小学校そばに整備され、早朝や夕方には多くの市民が森林浴を楽しみながら健康づくりに汗を流す。
みどり推進課によると、遊歩道(総延長約2500㍍)沿いの木々が倒れて行く手をふさいだり、樹木の葉がコース上を覆ったりして歩ける状態ではないという。
このため、数カ所ある入り口にロープを張り「立入禁止」の看板を設置。森の清掃作業を委託している森林組合に復旧作業の協力を求めた。
19日には作業が実施されたが、車両が入れず手作業のため復旧には時間がかかりそうだ。
週1~2回は学びの森でウオーキングをしているという会社員の男性(56)は「野鳥を観察しながら1時間ほど歩いているが、立入禁止では仕方がない。元通りになるまで、別の場所でやるしかない」と話した。
みどり推進課の根間正三郎課長は「コースがまったく確認できないので、森に入り込むと迷う可能性もある。倒木だけでなく、ツタ類が足に絡み、転倒しけがをする恐れもあるので絶対に入らないでほしい」と呼び掛けている。