仲里氏、西銘氏ら出馬/衆院選沖縄4区
下地氏は1区の見通し
【那覇支社】10月下旬に行われる見通しが高まっている衆院選に関し、宮古島市を含む沖縄4区では現職の仲里利信氏(無所属、80)と西銘恒三郎氏(自民、63)、新人の富川泰全氏(幸福実現、38)の3氏が出馬する方針であることが21日までに分かった。宮古島市出身で現職の下地幹郎氏(維新、56)は、前回選挙と同じ1区で出馬する見通し。
これまで立候補を保留してきた仲里氏は、同日までに出馬する意向を示した。22日に行われる後援会役員会で正式に決定する。2014年と同じく、西銘氏と仲里氏の事実上の一騎打ちになるものとみられる。
前回の選挙では、沖縄全4選挙区で「オール沖縄」勢力が自民に勝利。4区では、同勢力が擁立した仲里氏が7万1200票を獲得し、西銘氏の6万5800票を抑えて当選した。西銘氏は、比例で復活当選を果たしている。
今回は、今年1月の宮古島市長選、2月の浦添市長選などの首長戦で勝利した自民系がどこまで巻き返すかが焦点となる。衆院選の動きは、10月22日投開票の宮古島市議選に影響を及ぼす可能性もある。
選挙戦では、宮古・八重山への陸上自衛隊配備や尖閣諸島問題、地域振興に関する対応を巡り、活発な議論が期待される。