秋風受け、気分は大空へ/「空の日フェスタ」
滑走路で早朝ウオーク/宮古空港で関連イベント
9月の「空の日」・「空の旬間」に伴う宮古空港「空の日フェスタ」が23日、同空港で行われた。早朝午前6時30分からは、滑走路でランウェイウオークが行われ、参加した家族連れらが心地よい朝日と秋風を感じながら広々とした滑走路を歩き、同フェスタを満喫した。また、同空港内では全日空(ANA)の制服着用記念写真撮影会も行われ、子供たちがかわいらしい姿を披露した。
ランウェイウオークには親子連れら市民28人が参加。バスに乗って滑走路南側の端に移動し、誘導灯が点る滑走路をそれぞれのペースでゆっくりと歩いた。
広々とした全長2000㍍の滑走路に子供たちは大喜びで、中には自分が飛行機になった気分で滑走路中央を走り、気持ちは大空へと離陸した。
下田琉海君(久松小6年)は「滑走路には飛行機で入ったことはあるが、歩いて入るのは初めて。広くてとても気持ちいい。最後まで歩いて楽しみたい」と話した。
母親の直子さんも「実際に滑走路に入ってみると、とても長くて広いという印象。周囲を見渡せてとても気持ちがよい」と笑顔で話した。
参加した市民は滑走路いっぱいに広がって歩き、360度見渡せる広大な景色を満喫した。
ANAの制服着用記念写真撮影会では、パイロットやキャビンアテンダント、グランドスタッフの制服に身を包んだ子供たちが登場すると、保護者や観光客から「かわいい」「似合う、似合う」などの感想が聞かれ、会場は笑顔に包まれた。
そのほかにも、この日は空港内施設見学バスツアーや航空局庁舎内施設見学なども行われ、参加者たちは日々安全運航を守る人々の仕事の内容を学んだ。
このイベントは、空に関心と航空業務への理解を深めることを目的に毎年開催している。