下地島開発、年内着工/三菱地所
当局が議会で明らかに
下地島空港及び周辺用地における三菱地所の開発行為が年内に動き出す。関係者によると、10月にも着工の見通しだ。国際線等旅客施設の整備やプライベート機を受け入れる事業の展開が具現化する。開業は2019年3月末を予定。開会中の市議会9月定例会一般質問の中で分かった。
開発計画では、旅客ターミナルビルを建設する。国際線並びに国内線の定期便を就航させ、国内外の観光客を呼び込む。国際線は上海、香港などからの就航を目指し、国内線は成田や名古屋、関西、北九州からの直行便をイメージする。
開業は当初18年10月としていたが、建築確認申請手続きの遅れや労働力不足を理由に5カ月延期することを8月の会合で表明。これに伴う着工時期が今回の議会で示された形だ。
一般質問で友利克企画政策部長は「三菱地所によれば年内の近いうちに、そう遠くないうちに地鎮祭を予定しているとのこと。必ずや期待に応えてくれるものと思う」と述べた。平良敏夫氏に対する答弁。
平良氏は、開業時期の遅れと平良トゥリバー地区におけるリゾート開発計画との関連も聞いた。友利部長は「市と経済団体との意見交換で、三菱地所の担当から下地島空港の利活用促進のためには、ホテルなどの受け皿の充実整備が不可欠だと考えていると(いう説明があった)。トゥリバーでのホテル等リゾート開発とは密接に関連があると考えている」と答弁した。