下地さん英検1級合格/宮高初 親泊さんは準1級
実用英語技能検定(英検)の2017年度第1回検定で宮古高校(平良智枝子校長)の下地美寧(みや)さん(3年)が大学上級程度とされる1級に、親泊里奈さん(同)は大学中級程度の準1級に合格した。2人は25日に同校で会見を開き合格の喜びを報告した。
3歳のころから英語を学んでいる下地さんと親泊さん。ともに3回目の挑戦で合格を手にした。宮古高校在学中に英検1級に合格した生徒は記録が残る範囲では下地さんが初という。
下地さんは5歳のころに塾の先生と立てた「高校在学中に英検1級合格」という目標を実現させた。「(目標は)おしゃべりみたいな感じでしていた話だったので、まさか本当になるとは思っていなくて、すごくうれしい」と喜びを語る。
今回は1週間、英検だけに集中して、1日にリスニング勉強2時間、筆記3時間など厳しいノルマを設定して取り組み試験に臨んだという下地さん。将来の夢は「国際的な視野を持ちつつ地域医療に貢献できる外科医」という。後輩に対しては「最初から無理と思わず何事にも挑戦してほしい」とメッセージを贈る。
親泊さんは前回の検定で、1次試験は突破するも2次試験で涙をのむという挫折を経験したが、周囲の人たちの支えで再挑戦ができたと話す。「支えてくれた人のおかげで、より厳しく英語を学んで、英語が好きになることができた。そして合格できすごくうれしかった。将来は沖縄に貢献できる人材になることを目標にこれからも頑張りたい」と合格の喜びと今後の抱負を語った。
平良校長は「今回、大変な努力をしてきたと思う。それを今後の進路に生かしてほしい」と呼び掛けた。