心もきれいに磨く
狩俣中でトイレ掃除/学ぶ会
日本を美しくする会・宮古島掃除に学ぶ会(西里長治代表世話人)は7日、狩俣中学校大会を開催した。生徒26人と教員、会員を含めた総勢70人が参加。トイレの便器の汚れを衛生的に落とし、心も磨いた。
日本を美しく会によると、「掃除が荒(すさ)んだ人の心を穏やかにする。掃除で美しい生活を保つことが、日本を再生するための隠れた大きな力になる」としている。
同校の体育館で開会式は行われた。主催者代表で同大会実行委員会の宮城敏郎委員長、宮國勝也校長があいさつし、参加者らに感謝するとともに激励した。
同学ぶ会の岸本和也世話人が「なぜ、トイレ掃除か」を説明した。岸本さんは、掃除することによって▽気づく人になれる▽謙虚な人になれる▽感動の心が育まれる▽感謝の心が芽生える▽心が磨かれる-を挙げた。
準備体操後、各グループに分かれ、トイレ掃除に取り組んだ。スポンジ、たわし、サンドペーパーなどの道具を使い、気持ちの良いトイレに仕上げた。
宮城委員長は「狩俣中学校では生徒数が少ないためにトイレ掃除に回す時間が足りないようだ。トイレは見た目はきれいでも汚れているのが多い。きょうのトイレ掃除を機会に継続してほしい」と期待を込めた。
参加した佐渡山隼人君(3年)は「トイレ掃除は結構大変だった。きれいに掃除ができたので、良かった」と感想を話した。
同じく村田一輝君(1年)は「いつも使っているトイレに感謝の気持ちを込めて掃除した。いつもよりきれいなトイレになった」と満足した様子で語った。