池間さんの歩みたたえる/こすみ囲碁教室40周年祝う
こすみ囲碁教室(池間博美主宰)の40周年祝賀会が8日、市内のホテルで開催された。祝賀会には大勢の関係者が集い、こすみ囲碁教室の一層の発展を祈念するとともに、池間さんの囲碁一筋の歩みをたたえた。映像で囲碁教室の40年の歩みも振り返った。
祝賀会は記念囲碁大会終了後の午後7時から開催された。
祝賀会では最初に40周年実行委員長の漢那哲夫さんが開会の言葉を述べ、県内・宮古の囲碁界を長年引っ張ってきた池間さんの努力に敬意を表した。池村浩明日本棋院平良支部長は、こすみで多くの人に出会い囲碁を通して友達になれたことに感謝。知念かおり後援会の真喜屋浩会長が乾杯の音頭を取った。
舞台は孫たちの余興で幕を開け、元気いっぱい踊りを披露。親泊宗二さんが草笛で宮古や八重山、琉球民謡を演奏し盛り上げた。松原直樹さんは三線を演奏。仲間昇さんの華やかなパフォーマンスや歌が拍手を浴びた。
日本棋院沖縄県囲碁連盟の平良知二会長は、40周年を機に宮古の囲碁界が盛り上がるよう期待を込めた。
宮古毎日新聞社の真栄城宏顧問は40年の主な出来事として池間さんの本因坊戦10連覇やかおりさんのプロ入り、かおりさんが各棋戦で活躍した時の「かおりフィーバー」などを挙げ、今後に向けては池間さんが思い描く「後輩へのバトンタッチ」に期待した。
孫たちが池間さんと妻孝子さんに祝福の花束を贈呈。池間さんは「囲碁仲間や宮古毎日新聞社に支えられて40年を迎えることができた。今後も高い目標を目指し50年に向け歩んでいきたい」と謝辞を述べた。
黒島正夫前日本棋院平良支部長は、こすみの40年は孝子さんが支えてきたと、内助の功をたたえた。
下地玄昭さんは父の故郷宮古島で囲碁の好きな皆さんと打てたことを喜んだ。知念かおりさんは、こすみに来ると心の原点に帰れるしパワーを貰えると話した上で、こすみ囲碁教室が池間さんと孝子さんの二人三脚で今後とも発展していくことを願った。
東京から参加した中村欽也さんや宮古高校の元囲碁部の真栄城佑次さんらもあいさつし、こすみの発展を祈念した。