ハンガーゼロ募金箱設置へ/宮古タクシー組合が全185台に
平良字下里にある宮古タクシー事業協同組合の下地隆之会長らは19日、同組合事務所で記者会見し、世界で飢餓・貧困で苦しむ子供たちを救うため、会員13社を合わせたタクシー185台にハンガーゼロ(飢餓のない社会)募金箱を備え付け、タクシー利用客らに善意の募金を呼び掛けると発表した。宮古では、タクシーへの設置は初の取り組み。
下地会長は「宮古島から始まる全タクシーへのハンガーゼロ募金箱設置がきっかけとなり、沖縄本島や八重山にも普及することを期待する」と述べた。
東京の日本国際飢餓対策機構啓発事業部の田村治郎総主事と同機構親善大使を務める歌手のManamiさんが同席し、同組合を挙げての取り組みに感謝の意を表した。
同機構によると、西アフリカのサハラ砂漠以南、帯状に伸びるサヘル地域周辺国は、特に食糧不足が深刻化しており、多くの人々が飢餓の危機にさらされている。
世界で飢餓で亡くなる人は1分間に17人、1日に2万5000人、1年間に1000万人と言われている。
同機構では、毎月1000円で支援できるハンガーゼロ・サポーターを募集している。問い合わせは098・943・9215へ。
13社は次の通り。
まるちく▽丸一タクシー▽丸多タクシー▽協栄タクシー▽みなとタクシー▽太平タクシー▽三交タクシー▽八千代バス・タクシー▽かりゆしタクシー▽でいごタクシー▽日光タクシー▽開発タクシー▽新生タクシー