三日攻防に突入/宮古島市議選
各候補、支持拡大図る/関心集める当確ライン
33人(現職15人、新人15人、前職1人、元職2人)が立候補した第4回宮古島市議会議員選挙は19日、三日攻防に突入した。今回は定数が前回より2議席減り、それが当確ラインにどう影響するのかも注目となっている。24議席の争奪戦はいよいよ佳境を迎え、各候補者は島内各地でのポイント演説、地縁血縁への支持訴えのほか、地域を回るローラー作戦などを展開し、それぞれが激しい選挙戦を展開している。
今回市議選は前回同様に33人が立候補。しかし、前回より定数が2議席減った中でより狭き門となっている。
市議の定数は第1回(2005年)が28議席、第2回(09年)と第3回(13年)が26議席で過去3回の選挙における当確ラインは600票台後半から700票台後半となっている。
定数が24議席となった今回は、当確ラインが上昇する可能性もあるが、多数票を獲得する候補者がどれくらい出るかで当確ラインは上下しそうな様相となっている。
前回の最多得票数は1752票で、1000票以上を獲得した候補者は16人となり、前々回の10人から6人増えている。
前回市議選における勢力別の獲得票数は、与党系が2万1406票に対して、野党系は4643票。その差は1万6763票となり、与党勢力が圧倒的な力の差を見せつける結果となった。
今回は市政与党の保守系が19人、市政野党となる革新系が10人で、中立は4人の構図となっている。
前回選挙からこれまで、県知事選、衆院選、県議選、参院選、市長選が行われ、その間の有権者の動向も変化してきたが、ほかの選挙に比べ、地縁血縁票が色濃く反映される市議選において、有権者が今回どのような判断を下すのか注目となっている。
投票は22日、即日開票される。今月14日現在の有権者数は4万3318人(男性2万1407人、女性2万1911)。