仲里、西銘氏が打ち上げ/衆院選 沖縄4区
基地のない沖縄に
無所属・前 仲里利信氏(80)
今回の選挙は、なんとしても勝たないといけない。安倍政権にはこの沖縄の将来を託すことはできない。
TPPも絶対に反対だが、これよりももっと大きいことは農協つぶしだ。JA中央会が一般社団法人になる。これを認めると、多くの離島の採算の取れない農業は全て潰れてしまう。南北大東島には、人は住めなくなる。
宮古・八重山への自衛隊導入は、もってのほかだ。あれは自衛隊ではない。今度、憲法9条3項の中に、日本軍を入れると言っている。そうなれば、戦前の軍隊と何も変わらない。軍隊になれば、相手から攻撃される。ましてやミサイルまで宮古・八重山に置くという。こんな不条理を絶対に許すわけにはいかない。
これまで私は、132の質問主意書を提出してきた。これは、475人いる国会議員の中でも断トツの一番だ。翁長県政としっかりスクラムを組んで、これまでも県の要望を質問主意書でやってきた。
辺野古に新基地はいらない。北朝鮮や中国より怖いのが海兵隊。いつどこにオスプレイが落ちるかわからないような状況は断じて許す訳にはいかない。オスプレイもない、米軍基地もない平和な沖縄になれば決して北朝鮮や中国は攻めてこない。
暮らしと安全守る
自民党公認・公明党推薦・前 西銘恒三郎氏(63)
衆議院の選挙は政権を選ぶ選挙だ。自民党と公明党の連立を選ぶのか、共産党と社民党など野党の連立を選ぶのかという選択だ。絶対に自民党と公明党を選択していただいて、県民の暮らしと安全を守らないといけない。
私は、経産副大臣として、沖縄経済の全体を元気にする仕事を一生懸命やりながら選挙戦を戦っている。
今後の課題は、どの島で働いても所得が増え、本当に経済が良くなったと実感できる世の中を、連立政権でつくっていくことだ。
子供たちの教育を無償化し、大学や専門学校で勉強したいが家庭の事情で挑戦できない子供たちには、返済しなくていい奨学金を増やす。子どもの貧困問題を解決するため、子供たちの教育に力を入れる。
また、子供の心の健やかな成長のため、地域の伝統行事をしっかり守る。自民党と公明党でしかできない政策は、財源2兆円を確保して実現していく。
そして、第四次産業革命の中で、中小事業者の皆さんが生業を守って所得を向上させていけるよう、全力で取り組む。
私は、3年前に5000票差で敗れている。3年間かけて、人の市町村長と地域の課題を解決しながら、一生懸命走り続けてきた。投票箱のふたが閉まるまで、徹底的に戦い抜く。