各地の工芸品一堂に/重要無形文化財保持団体秀作展
来月9日から博物館で
全国重要無形文化財保持団体協議会に加盟する14団体の伝統工芸品を一堂に展示する第25回重要無形文化財保持団体秀作展「日本の伝統美と技の世界」(主催・同協議会、同協議会宮古島大会実行委員会)が11月9日から19日まで市総合博物館で開催される。実行委員会が23日、市役所平良庁舎で会見を開き、秀作展やその関連行事の内容などを発表し、開催をPRした。
同協議会には宮古島の宮古上布保持団体をはじめ柿右衛門製陶技術保存会(佐賀)、越後上布・小千谷縮布技術保存協会(新潟)、輪島塗技術保存会(石川)、本美濃紙保存会(岐阜)など14団体が加盟していて、毎年、持ち回りで秀作点を開催。宮古島での開催は2004年以来の2回目となる。
今回は14団体から合計で43点が出展されるほか、伊勢型紙や久米島紬、苧麻績みの実演、宮古上布製作工程の一部体験なども実施される。
関連ベントとして期間中、市伝統工芸品センターで宮古の織物展として、宮古上布保持団体所蔵品の展示や、苧麻引き、苧麻績み体験、織物や小物の販売などが行われる。
会見には実行委員会副会長を務める宮古上布保持団体の新里玲子代表や市教育委員会の宮國博教育長らが出席。秀作展や協議会について説明し、開催をPRした。
同協議会加盟14団体の伝統工芸品を紹介するパネル展が現在、市役所平良庁舎1階ロビーで開催中。期間は027日まで。11月3日から19日には宮古空港でも開催される。