11/25
2024
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 癸 
政治・行政 教育・文化
2010年11月23日(火)9:00

消滅危機の方言、宮古で調査へ

木部副所長(国立国語研)らが表敬訪問


長浜副市長(中央)を表敬訪問した田窪教授(右)と木部副所長(右から2人目)=22日、市役所平良庁舎

長浜副市長(中央)を表敬訪問した田窪教授(右)と木部副所長(右から2人目)=22日、市役所平良庁舎

 消滅の危機にあるとされる宮古方言の調査・収録を計画している国立国語研究所(東京都)の木部暢子副所長、京都大学大学院の田窪行則教授(文学博士)らが22日、長浜政治副市長と川上哲也市教育長を表敬訪問した。木部副所長の申し出に長浜副市長は全面的に協力する姿勢を示した。来年9月に調査・収録を実施する予定。


 木部副所長をリーダーとする共同研究グループは40人で編成。宮古島の12集落を選定し、高齢者から聞き取る。方言で基礎的な単語や例文を読み上げてもらい、アクセントや抑揚などを詳しく調べる。

 ユネスコは2009年2月、沖縄のほぼ全域の方言を「消滅危機」と発表。これを受け、木部副所長らは09年度から各地で調査研究を続けており、最近では喜界島の調査・収録を終えた。
 宮古島は集落によって方言が違うとされ、方言の社会的機能などを分析していく。

 木部副所長は「調査・収録が終わった場合、シンポジウムを開き、市民に宮古島の方言の特徴を紹介したい。来年開催の宮古島の方言大会にはうかがいたい」と語った。
 田窪教授は、過去に伊良部の長浜集落の方言などを調査したことを説明した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!