「自主点検シート」活用など説明/沖縄宮古法人会
企業の税務リスク軽減で
自主点検チェックシート活用法と消費税軽減税率制度の説明会(主催・沖縄宮古法人会)が6日、市中央公民館で行われた。企業の税務コンプライアンス向上のため、公益財団法人全国法人会総連合が作成した「自主点検チェックシート」の活用法を、沖縄国税事務所法人課税課の謝花喜也課長が説明した。
謝花課長は、自主点検チェックシートは大きく分けて▽社内体制-文書管理▽貸借関係(資産科目)▽貸借関係(負債、資本科目)▽損益関係(売上など)-などの項目に分かれ、それぞれ経理水準の向上や内部不正防止の環境づくりなどに役立つと説明した。
貸借関係(負債、資本科目)では適正に管理することで▽経理水準の向上▽後日の紛争防止▽資金繰りの安定-などにつながるとした。
法人会は自社の成長、税務リスク軽減のために、自主点検チェックシートと同ガイドブックの活用を呼び掛けている。
また、沖縄国税事務所の間税課軽減税率制度係の安森渉係長が、2019年10月に予定されている消費税率引き上げと同時に実施される予定の軽減税率制度の概要を説明した。
沖縄総合事務局経済産業部中小企業課の長嶺忠明課長補佐が「消費税軽減税率対策補助金制度」、「消費財転嫁対策」について説明した。