サンタがプレゼント/宮古病院
クリスマス会で交流
宮古病院で7日、スマイルクリスマス会があり、50人の子どもとその親が参加して交流を深めた。子どもたちには、サンタクロースから一足早いクリスマスプレゼントも贈られた。
在宅で医療的ケアを必要とする子どもたちと入院中の子ども、その家族に憩いの場を提供しようと小児科がある「5階西病棟」の職員らが企画して開いた。
西病棟は、クリスマス会のほかに、こいのぼりや七夕、ハロウィーンに合わせてイベントを開く。病院を地域に開放し、子どもと家族が気兼ねなく交流できる場を提供している。
この日のクリスマス会では子ども用サンタクロースの衣装を準備。たくさんの子どもがそれを着て笑顔を見せた。バルーンアートコーナーも大人気だった。
ステージでは病院職員らが歌や踊りを披露し、クリスマス会は終始和やかな雰囲気の中で行われた。
5階西病棟師長の砂川明江さんは「子どもたちをみんなで支えていける環境を大切にしたい。こういう機会を通して親同士がそれぞれの悩みの相談もできるはずだから」とイベント開催に伴うネットワークの広がりを期待。「入院だけの関わりではなく、日ごろから地域と積極的に関わっていきたい」と話した。