「響かせろ 我らの魂 南の空へ」/19年南部九州総体
スローガンに多良間さん(宮高3年)作品採用
多良間健登さん(宮古高校3年)の作品「響かせろ 我らの魂 南の空へ」をスローガンに採用した2019年度全国高校総合体育大会(南部九州総体)のポスターが完成し配布が始まった。
会場が都道府県からブロックに広域化した11年度以降、県内の生徒の作品がスローガン(最優秀賞)に選ばれたのは初めて。大会は19年7月27日から8月20日まで沖縄、鹿児島、熊本、宮崎の4県で開催される。
ポスターは大地を力強く踏みしめる姿から、可能性や感動が生まれ南の空に響く様子を表現した。スローガン(多良間さんの作品)は躍動感にあふれ、明るい南の空にくっきりと浮き出ている。
作品は「大会に出場する選手が元気にあふれるプレーと最後まであきらめない心を持ってプレーしてほしい」と思いを込めて作ったという。
スローガンを胸に再来年競技に挑む後輩は現在の1年生。多良間さんは後輩たちに「アララガマ魂で一生懸命、感謝の気持ちを持って競技に取り組んでほしい」とエールを送った。
スローガンは国語の授業時間に作り、担任の徳山崇先生が応募した。入賞作品は沖縄、鹿児島、宮崎、熊本4県の中、高校生から応募のあった7464作品の中から選ばれた。表彰式は6月6日鹿児島県で行われ、多良間さんは三反園訓鹿児島県知事から賞状を受け取った。宮古高校からは、ほかに大会愛称で優秀賞に渡真利優人さん(宮高卒)、佳作に平良奈美樹さん(同)も入賞した。
南部九州大会は県内では自転車(トラック、ロード)、陸上、水泳(飛び込み、水球)、サッカー、相撲、重量挙げ、空手、なぎなたの8競技10種目が行われる。