迫力の取り組みに歓声/大相撲宮古島場所
真剣勝負に会場沸く
日本相撲協会の2017年冬巡業大相撲宮古島場所は14日、JTAドーム宮古島で2日目(最終日)が行われた。幕内トーナメントで横綱白鵬が登場すると、会場には子供たちの「白鵬頑張れー」のかけ声が響いた。この日も会場には多くの相撲ファンが訪れ、迫力の取り組みに一喜一憂していた。
トーナメント一回戦の初戦で白鵬が登場すると、来場者の目線は一気に土俵に集まった。激しい立ち会いの後、豪快な投げ技で白鵬が勝利すると大きな拍手が送られた。
根間敦也さん、智早さん夫婦は「テレビで見るよりもすごい迫力でビックリした。白鵬の試合も見たけど、やはり強いと感じた。宮古では相撲に触れる機会はほとんど無いので、生のお相撲さんや取り組みを見られるのはうれしい」と話した。
人気力士らは、取り組みの合間にサインに気さくに応じるなど、島の人たちとの触れ合いも楽しんだ。
取り組みの前には、土俵上で相撲の禁じ手を力士がおもしろおかしく紹介する「初切」も行われ、2人の力士のコミカルなやり取りに、会場は大きな笑い声で包まれた。
また、土俵入りでは赤ちゃんを抱いた力士が土俵に上がると、観客から「かわいいね」「力士に抱かれるとさらに小さく見える」などの声が聞かれた。