条件は反収4.5㌧以上/株出管理補助
補助額10㌃当たり1200円/管理組合全体会議
2018-19年産サトウキビ株出管理作業の申請受け付けが15日から始まっている。今期は反収4・5㌧以上が見込まれる圃場と原則2年株までを申請条件に加えており、管理不徹底の圃場への補助は見送る。作業料金は10㌃当たり4000円。補助額は1200円で農家負担額は2800円となる。同日のきび管理組合全体会議で確認した。
国のセーフティーネット事業を活用する。株出管理のほかハーフソイラ(心土破砕)でも補助を出す。作業料金は10㌃当たり2000円で、補助額は前期より200円増の800円。
今回の申請条件には、反収と株を立てる回数に制限を設けた。反収が著しく低い3年株や、管理不行き届きの圃場が目立ち始めていることを踏まえ、条件を付して早期更新を促す。
そのほか、補助対象面積は1農家当たり100㌃までとすることも決めた(※100㌃を超えても申請は可能だが補助対象外)。
管理作業の申請期間は今月29日まで。作業期間は20日から来年3月31日。希望者は申請書に必要事項を記入して申し込む。申請書は作業オペレーターの手元にある。JA各資材店やさとうきび対策室にも置く。
15日のさとうきび管理組合の全体会議では、これらの事業概要を確認した。会議の冒頭、前里孝清組合長は「いよいよ宮古本島でも製糖操業が始まる。株出し管理についてみんなで意見を出し合い、良いところは伸ばし、見直す部分は見直していきたい」と述べ、活発な意見交換を求めた。
会議では、苗を切らずに植え付けができる全茎式のプランター機を使った作業の受委託も検討すべきだという意見が上がった。これにさとうきび対策室の担当者は「委託を含めて動き出している」と述べ、植え付けの機械化についても検討が進められているとした。
17-18年期の製糖操業は今月1日、宮古製糖伊良部工場でスタート。11日には宮糖多良間工場が開始している。20日には宮糖城辺工場、来年1月5日には沖縄製糖宮古工場が始める。